6.M87(2435〜2437年、300巻〜399巻)

 地球と全テラナー居住惑星に2435年が訪れた。島の王の終焉以来の30年をテラナーは平和的建設作業と内政強化に利用した。この平和な時代も、恒星間自由商人ロワ・ダントンがペリー・ローダンの部下たちに追われ、惑星ルビンで模擬戦闘を展開した時、突然の終わりを迎える。宇宙の深淵から巨大機械が姿を現したのだ。この巨人の調整脳はこの状態を誤解し、ウルトラ戦艦一艦隊を投入した。ここにテラ部隊殲滅戦が開始された。

 程なくオールド・マンと呼ばれることになるこの巨大機械は、形状は水平直径200kmの半球、12の可搬プラットフォームのそれぞれに840艦のウルトラ戦艦を繋留していた。間もなくテラナーは、このオールド・マンがもともと自分達への贈り物として考案され、対島の王戦に投入されるべきものだったことを知る。その当時、ペリー・ローダンを救うべく過去へと送り込まれた艦隊補給艦ディノIIIは、前述の旗艦の時間ジャンプのせいで500年過去へ行き過ぎた格好となり、誰一人ペリー・ローダンとコンタクトを取ることはできなかった。その乗員の一チームが大執政官を援助するために、現実時間の52000年前、あるレムール人の星の工作設備を借り、後世の人類の島の王との戦いを支援すべくひとつの巨大機械を作り上げた。ある誤動作のためその巨大構造物の速度に遅れが生じ、ようやくテラナーのモルゲンロート星域に姿を現した時には、もう島の王は一人もいなかった。

 その混乱状態から完全には脱しきれないうちに、オールド・マンはヒュプノクリスタルに乗っ取られてしまった。オールド・マンは行動を開始し、銀河系外縁部に位置するジェリコ星系へと向かった。ヒュプノクリスタルは外へ出、第2惑星の住人が短期間のうちに隷属状態に置かれた。自由意志を保っていた最後の2人が、ローダンに貴重な情報をもたらした。それに基づき《クレストIV》、《フランシス・ドレーク》の両艦が半空間ソナーで追跡を開始、両艦は大マゼラン雲に到達した。テラナーは様々なマゼラン種族の構成員と接触し、徐々にその関係を把握していった。グラドはヒューマノイドの獅子人間で、かつてはマゼラン雲を支配していたが、将軍とパーリアンによってその地位を追われ迫害されるようになり、現在は弾圧者に対しゲリラ活動をするに甘んじていた。

 パーリアンはパラ臓器を持っており、0.1秒未来を見ることができる。彼らは大マゼラン雲内でいわゆる「第3種限定」の警察機能を担っている。ヒュプノクリスタルはデンジャー星群と呼ばれる星々の産で、膨大な数がそこでパーリアンに採掘され、モジュラ星系に運搬される。そこでそのクリスタルはクリスタルエージェントに変換される。

 その小銀河での数多くの戦いの後、デンジャー星群はテラ部隊の電撃作戦によって確保された。それぞれのデンジャーの星の中心には巨大な母クリスタルがひとつあった。疲弊しきったデンジャー1の母クリスタルはその輝きを曇らせ、純粋なホワルゴニウムへと変異した。この過程でそれは他のクリスタルにも連鎖反応を引き起こした。その結果、マゼランで発見された全クリスタルエージェントが一瞬にして無害化した。

 テラナーとの戦いにパーリアン、将軍、クリスタルエージェントが降伏したため、ついにある信号が宇宙の深淵へと発せられ、テラの「時間犯罪」に対する戦いを遂行するべくひとりの巨人が目覚めた。震動守護者、第2種限定種族トロ・コンが目覚め、生体宇宙船ドランに発進準備を指示したのである。第2種限定種族はハルト人風の巨人で、首にシンボフレックス・パートナーをひとつ携行している。これがその持主を謎の第一震動力の命令に逆らえないようにしているのである。

 トロ・コンはいわゆる時間警察の一員である。彼はオールド・マンを襲い、巨大機械の絶対的司令権を手に入れた。さらに震動守護者が何人もドランで姿を現し、オールド・マンへと乗り込んだ。オールド・マンは銀河への進路を取り、太陽系艦隊が迎撃した。とてつもないスケールの一大決戦の火ぶたが切って落とされた。対決のさなか、時間警察の謎の兵器の射程に捕まった《クレストIV》は、大宇宙の未知領域へと飛ばされてしまった。長い計測の末、そこが球状大銀河系M87であると判明。乙女座銀河団に属し、銀河系を離れること約3200万光年である。その異銀河の直径は20万光年、中心部から発せられるらしき独特の青いジェット放射を持つ。

 最初の周辺ゾンデ探査の後、テラナーはスコアルとコンタクトを持った。スコアルはかつてはM87の戦士カーストだったが、数万年の時の流れの中で退化してしまった。トルクタン惑星群でテラナーは、スコアルの指導者で青い中枢部光輝の保持者スコアルトを救出した。その後テラナーは基地のエンジニア、ドルイスのアゲン・トルムブを誘拐。彼も青い光輝を持っていた。ドルイスも同じくハルト人風の種族で、M87の恒星間基地の長として全権を委任されており、惑星上だけでなく宇宙空間にも移住して、青い中枢部光輝のエネルギー供給の管理基地として働いている。一方地球にも平和を乱す者が現われ、人類の恐怖をかきたてた。時間警官が太陽系に近づいてきたのである。しかしテラナーはFpF装置を開発していた。これは通常のトランスフォーム砲の補助装置で、これを使えばパラトロン・バリアに隠れた目標を破壊できる。これによりテラナーはドランの迎撃が可能となった。勝利を確信していた時間警官らは大敗を喫した。トロ・コンだけはこの恐怖に耐え、太陽系から撤退することができた。しかし彼のドランもドン・レッドホース部隊の一宇宙艦に追跡される。彼らは超空間に密かに設置されていた時間警察の巨大な武器庫を発見した。別の部隊はオールド・マンへ潜入、人類への贈り物という本来の機能に戻すことに成功した。

 前回戦果があったとは言え、テラナーにはドラン大艦隊の来襲の危惧があった。その人類に新たな秘密兵器が誕生した。それはパラディン、サンダーボルト・チームと呼ばれるシガ人6人の操縦するロボットで、外見はハルト人、そして、震動守護者とわたりあうことができる。トロ・コンは自らシンボフレックス・パートナーを取り去ることに成功した。その結果自分が不気味な力に利用されていたことを知り、脱走、後にテラナーに重要な示唆を与える。

 その一方で、ドラン艦隊が帝国の多くの植民星を破壊。これに対しハルト人が関与を開始し、同じく超空間に設置されていたシンボフレックス・パートナーの孵化基地を破壊した。

 本当の停戦は、テラナーが時間犯罪者ではないことを裏付ける証拠を、第2種限定種族に見せなければ得られない。そうテラナーは悟った。

 国家元帥ブルはあらゆる時間実験を阻止する計画に着手した。そのうち、人類がなぜ罪に問われるようになったかが判明した。ヴェガの惑星ピゲルには既に5万年前に時間転換器が存在し、最大500年の射程内でジャンプが可能だった。レムール人や島の王たちの時間活動は第一震動力に知られないよう、連続体ダンパーが防いでいた。《クレストIII》がジャンプした時はこのダンパーがうまく作動せず、テラナーに対する時間警察の出動となったわけである。

 トロ・コンはテラナーを支援し、ハルト人、ポスビ、テラナーから成る投入部隊に、《クレストIV》と、同じくM87に移されてしまっていたハルト宇宙船の追跡の可能性をもたらした。そして部隊は「獣族(けだもの)」の一種族モーグと出会う。彼らは中枢部の設計者、略してKdZとの戦いの準備の最中だった。モーグにより、この新参の者たちと《クレストIV》やペリー・ローダンとのコンタクトが実現した。ローダンがパラトロンコンバーターの入手にほぼ成功し、これでついに故郷への旅路につけるかというその時、M87の新たな戦士カースト、ドゥムフリーの艦隊が現われ、テラナーは撤退を余儀なくされた。

 なおも帰還手段の獲得をと、《クレストIV》はオケフェノケースの太陽系を目指した。彼らはその知的活動を主とするところから「M87の哲人」とも呼ばれ、シンチラ星系ポムペオ・ポサルに住む。この身長約1mのヒューマノイドの小人は生来のテレポーターで、補助手段パラポート円盤によりその能力が強化されている。獣族がこのシンチラ星系を襲ったが、テラナーとオケフェノケースは協同して攻撃を撃退した。32体のオケフェノケースの死体がその後すぐ未知への旅路につき、アトランが艦隊のコルヴェットでその飛翔棺の後を追った。旅の終点は太陽のないクリスタル惑星モノルで、M87の中枢部の近くだった。クリスタルのネオ・ホワルゴニウムから成るその惑星は、大昔は暗示効果を持つヒュプノクリスタルでできていた。数万年前にヒュプノクリスタルは、ここからマゼラン雲に輸送され、後に第一震動力の精神兵器として太陽系帝国に対し使用されることになったのである。

 惑星モノルには黄金に輝く環状構造物、金弧送出器があり、物体を青い中枢部光輝へ送ることができる。モノルは、通常エネルギー力をハイパーエネルギー的エネルギー形態へ変換する基地である。生物学的に死んだオケフェノケースは、棺状の容器に入れられ、絶対移動輸送によってここへ運ばれて、モノルの内部のクリスタルの円錐塔で生物物理学的ハイパー再生を施される。この再生により、オケフェノケースから中枢部の設計者(KdZ)、すなわちM87の支配者が生まれる。

 その後テラナーは、M87に残留している獣族の指導的種族ペレヴォンに、ダスティ・クイーン星系にある中心星へ招待された。ペレヴォンがローダンの新情報に興味を持ったからである。《クレストIV》はペレヴォンの首都星に着陸したが、彼らの背信行為があり、正当防衛からテラナーは主制御基地を破壊する。それに伴い生きた泡も壊れ、続いてパウペルも滅亡した。ダスティ・クイーン星系の滅亡が決定的となる前に、テラナーは第1惑星ツォートコーンに飛んだ。そこにもペレヴォンに監禁されたオケフェノケースの学者らがいた。彼らはペレヴォンのために、新たな獣族やドランをスコアル卵から孵化させなければならなかった。テラナーはその奴隷たちを解放し、貴重な手掛かりを見つけた。それは彼らを水惑星エドニルへと導いた。そこは驚くべきことに、全てパーリアンの故郷惑星そっくりに作られていた。ペリー・ローダンはエドニルで、巨大なクラゲを発見した。そのいぼ状のこぶはパーリアンの時間眼と同じだった。

 ペリー・ローダンは故郷銀河への帰還のために、最終的にはKdZと交渉を持とうと考えていた。KdZはモノルの地表で生物物理学的ハイパー再生の後、大転送環へと運ばれ、そこからM87の青い中枢部光輝の内部宇宙へと輸送されると聞く。その内部宇宙は、大昔にKdZが人工的にM87の中枢の超新星から作ったものである。その時その超新星はおびただしい近隣恒星を飲み込み、直径6620光年の巨大空洞太陽となった。この空洞太陽こそ青い中枢部光輝であり、中にはホイール星系がある。この中枢部光輝は獣族の新たな攻撃に対し防御兵器として働いた。技術的対応措置を施さずにM87内にディメトランス駆動を利用して実体化する艦船は、中枢部光輝によって破壊される。

 数々の宇宙的大事件の関連がテラナーに明らかとなった。約7万年前、中枢部の設計者たちは生物物理学的実験を開始した。スコアルの一種族からある種の超種族を産み出そうとしたのである。ツォートコーンで、スコアルの受精卵に特殊な成長プロセスを取らせる。それと並行して、目的に合う遺伝形質へと変化が進んでいく。この成果が獣族のプロトタイプだった。遺伝干渉の過程におけるネガティヴ効果により、その成果物はネガティヴな性格特質を強く持っており、ついには獣族はその創造主を攻撃するようになった。凄惨な戦いが勃発し、それは獣族の敗北で幕を閉じたが、彼らは奪い取ったディメトランス駆動でM87を脱出し、マゼラン雲へと移住することができた。そこで彼らはウレブと第2種限定種族とハルト人へ進化した。

 KdZには獣族やその同系種族に対するトラウマが広がった。青い中枢部光輝が、獣族の帰還を不可能にする防御用兵器として建設された。

 しかし、獣族の後継者もまた集団パラノイアに成長してしまった。第1種限定種族とも呼ばれ、マゼラン雲の本来の支配者であるウレブは、M87への無益な攻撃の後、オケフェノケースの学者たちがタイムマシンの開発に勤しんでいることを知った。当然彼らは、自分達の存在が時間操作によって消されてしまうのではないかと恐れた。その後彼らは、いかなる時間実験も阻止すると決めた。これで時間警察設立と、クリスタルエージェントの太陽系帝国進攻の経緯が明らかになった。

 KdZの秘密を知ったペリー・ローダンは、これを利用して銀河系帰還の技術援助を迫った。テラナーはM87で活動していた二隻のハルト人宇宙船用に、パラトロン・コンバーターを入手した。両船は《クレストIV》の全乗員を引き受け、ついに銀河系の中心へ到達した。しかしその後、両船を放棄しなければならなくなった。KdZが新たに付けたパラトロン・コンバーターの帰還スイッチが働いたため、船はM87へとスタートし、中枢部光輝によって破壊されてしまった。テラナーらはジャングル惑星への幸運な着陸の後、ヴィヴィアー・ボンテイナー率いるドラン捜索部隊に救助された。

 人類はハルト人の援助を得てドランとの戦いに備え、故郷世界の奥深く、銀河系の中枢凝集体まで探査の手を広げた。5万年前銀河系のほぼ全域を征服し、レムール人をアンドロメダへと追いやったハルト人は、レムール製の構成放射器で平和を好む生命体へと変容し、後には銀河の出来事を観察するに留まるようになった。が、この平和兵器の捜索は失敗に終わった。構成放射器はシンボフレックス・パートナーには何の効果もなかったのである。

 そして新たなドランの大攻勢が始まった。震動守護者の太陽系進攻は避けられない情勢となり、地球の最期が来たかに見えた。全てが失われたかに見えたその時、オールド・マンの特別制御装置が語りかけてきた。巨大機械はレムール人の開発した新兵器、パラトロン・バリアをも貫通する反フィールド放射器で、攻撃を撃退した。オールド・マンの真の司令、ログ・ファンザーの脳は、ペリー・ローダンに惑星サチャトへの道を示した。そこに反フィールド放射器建造に必要な、ハイパー放射物質エクリセがあった。さらに道はローダンをメタン惑星スコルヒャーへと導いた。そこには「保存」されたレムール人科学者100人がいた。彼らはかつて、その惑星に着陸したマークスと戦ったことがあった。隣の惑星シモールでは、レムール帝国壊滅後、レムール人科学者が反フィールド放射器の開発を続けていた。その後《ディノIII》救命艇に乗ったテラナーが漂着し、シモールまでたどり着いて、レムール人科学者と共にオールド・マンを建造したのである。

 シモールは迷い込んだマークス艦隊に破壊され、逃げ出したレムール人はスコルヒャーにたどり着いた。そこにもやはりマークスの宇宙が1隻着陸し、その乗員を元に後に急速にマークスは増えていった。

 発見された器具類には一種のタイムマシンもあった。ローダンは一チームを率いてB.C.7682年に立ち戻り、マークス宇宙船のスコルヒャー着陸を阻止するという方法を見出した。この計画はタイムパラドックスを引き起こすことなく成功した。レムールの遺産は救われ、ついに反フィールド放射器のデータが得られた。

 ロワ・ダントンは自由商人の王である。ここ数年失踪しているローダンの息子マイケルであることは、ローダン以外誰にも知られていない。彼は、小マゼラン雲で痕跡なく消えた8隻のエクスプローラー船の行方を追っていた。しかし彼は自船《フランシス・ドレイク》ごと未知の罠に飛び込んでしまった。乗員は捕獲されてしまったが、1隻のコルヴェットが銀河系へ帰還、ペリー・ローダンに助けを求めることに成功した。その間に慮囚は惑星プリズンIIに収容されていた。そこではいわゆる疑似グラドが、生き残りを鎖につないで重労働を課すために、危険な実験を行なっていた。疑似グラドは、実は小マゼラン雲の本当の支配者だった。

 ローダンは《フランシス・ドレイク》の痕跡を捉え、新造旗艦《クレストV》で慮囚星に到達、慮囚解放に成功する。その小銀河を更に探査した結果、失踪したエクスプローラー船の1隻の2人の生き残りに出会った。これは彼らに、小マゼラン雲の支配者と戦う反乱者たちへの道を示した。そのバラモスはバイカロブに住んでいる。バイカロブは、バラモスの卵の孵化触媒の働きを持つ、ネオ・ホワルゴニウムクリスタルを大量に産出する惑星の一つである。聞くところによれば、バイカロブはおよそ6万年前に第一震動力に征服されたが、バラモスの卵保管所は引き続き運用された。成長した卵の大部分が、彼らにとって極めて重要な抽出物であるネオ・ビラチウムに加工されるからである。ウレブはこの物質を、他の体を乗っ取る能力の発揮する時に用いる。

 帝国艦隊のパトロール巡洋艦が数日後、両マゼラン雲間の物質ブリッジ宙域で、獣族の乗る死の船に遭遇した。この船は調査され、その結果、元来の目的地へたどり着けるよう再航行可能になった。そしてテラナーの部隊は獣族の奴隷市場へとたどり着いた。まもなく、ひとりが死の船で持ち込んだハイパー伝染病に襲われる恐怖のため、獣族らは逃げ出して行った。テラナーはこれを追跡し、第一震動力の中枢を発見した。時間転換装置を使って、彼らはエネミー星系へ到達した。そこには13の月があり、相対的未来に設置された時間バリアに守られている。そのスペース・ジェットの乗員は太陽系艦隊に警報を発することができ、間もなく300万のテラナーがエネルギー障壁の前に陣取った。しかしウレブのパラトロン・バリアはあらゆる攻撃に耐えた。

 一方時間警察は、テラへの新たな大攻勢を開始した。反フィールド放射器に負けないくらい精力的なハルト人の介入もあり、太陽系の滅亡は回避できた。悪いことに、予想外のオケフェノケースとドゥムフリーの艦隊が、銀河系に姿を現して人類に最後通告をつきつけてきた。侵略者たちはハルトの座標を要求したが、ローダンはこれを拒否した。ドゥムフリー連合軍は第2種限定種族のパラ兵器庫を破壊し、ついには恒星エネミーをノヴァ化した。第1種限定種族ウレブは滅亡した。ローダンの息子はこの時エネミー星系に留まっており、出撃したまま帰らなかった――彼は死んだとされた。

 ローダンはオケフェノケースに分別を取り戻してもらおうと、ドゥムフリーの宇宙艦の1隻を破壊させた。が、ハイパーインメストロンの稼働で初めて事態は転回を見せた。まもなくM87の支配者は、自分の銀河系に帰っていった。

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