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68. 反宇宙 |
1999.9刊行, 表紙絵: Johnny Bruck, 挿絵: 宇宙ステーション《ギャラックス=ゼロ》, ISBN 3-8118-2088-5
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太陽系の境界付近における実験によって、ペリー・ローダンたちは並行宇宙に放り出されたらしく、故郷の連続体への帰還の道はないと思われた。さらに彼らは、地球に着陸すると、性格だけまったく対照的な、完璧な鏡像と対面した。ペリー・ローダンII は完全な悪の権化を体現しており、この予期せぬ訪問者らを抹殺しようとした。不均衡な戦いが勃発した。逃走と絶望的な戦いとが再三繰り返され、2つの超越存在に操られたこのドラマはついに最後を迎えた。ペリー・ローダンは自身のネガティブな生き写しと対峙しなければならない。故郷への道を開くために…。
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600 | Mahr | 見えない境界 |
Die unsichtbare Grenze |
601 | Voltz | 死へのテレポート |
Die falschen Mutanten |
604 | Vlcek | 権力の勝利 |
Triumph der Gewalt |
605 | Kneifel | 策謀のギャラックス=ゼロ |
Sprung nach GALAX-Zero |
606 | Mahr | 恒星マラソン |
Marathon der Raumschiffe |
607 | Voltz | 氷惑星の決闘 |
Arena Eiswelt |
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69. ハイパー伝染病 |
2000.3刊行, 表紙絵: Johnny Bruck, 挿絵: アコンの2人乗り戦闘機, ISBN 3-8118-2089-3
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それは一見無害に始まった。地球上の人類が突然自分の性格を変え、自分の趣味のみに没頭して仕事を放置するようになった。一方で、今まで寝ていた者たちが、仕事に没頭していた。これがいわゆる精神・身体的抽象変形症(PAD)の第1フェーズで、《マルコ・ポーロ》が並行宇宙から持ちこんだものだった。第2フェーズの特徴は、数十億のテラの移住者らが、自分の祖先の故郷を再び見たいという衝動にかられるという形で現れた。同時にハルト人ら他の種族も、銀河系規模の戦争を呼び起こす攻撃衝動に捕われた。第3の最終フェーズは、死。全銀河系を全滅から守るため、ペリー・ローダンは並行宇宙へ戻り、自分の対戦相手を自分の手で殺さなければならない…。
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608 | Darlton | PADを追って |
Auf den Spuren der PAD |
609 | Ewers | 〈星の時〉作戦 |
Operation Sternstunde |
610 | Vlcek | テラへの巡礼 |
Pilgerflug nach Terra |
612 | Francis | 銀河の深淵 |
Galaxis am Abgrund |
618 | Kneifel | 反ホムンクの強襲 |
Zweikampf der Immunen |
621 | Ewers | 時間改変 |
Die Zeitkorrektur |
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70. 捕われの脳 |
2000.5刊行, 表紙絵: Johnny Bruck, 挿絵: ヤーンズトロナーの脳転送タンク, ISBN 3-8118-2084-X
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〈それ〉と〈反それ〉の宇宙チェスは第3ラウンドに入った。惑星アルケミストのコル・ミモはローダンの脳を盗み、遥かな銀河系ナウパウムへの遠い旅路へと送り出した。そこには正規の脳市場があった。ローダンの脳は学者に買われ、野人もどきの体に移植された。しかしローダンは彼とは違う。最初のチャンスはものにできなかったが、故郷銀河系のポジションを捜し続けた。その後、彼は別の脳が自身の体にあり、〈反それ〉の使命を帯びていることを知る。太陽系帝国と、ローダンのかつて過ごした世界すべてを、抹消せよという…。
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622 | Kneifel | 盗まれた脳 |
Gehirn in Fesseln |
623 | Voltz | 脳マーケット |
Markt der Gehirne |
624 | Darlton | ノパロールの地下霊廟 |
In den Katakomben von Nopaloor |
625 | Francis | ゼロ時間の橋 |
Die Nullzeit-Brücke |
626 | Mahr | ヘルタモシュ誘拐計画 |
Kampf der Gehirne |
627 | Vlcek | マクツァドシュの地獄 |
Die Hölle von Maczadosch |
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71. ユロクスを継ぐ者 |
2000.8刊行, 表紙絵: Johnny Bruck, 挿絵: ヤーンズトロナーのオープングライダー, ISBN 3-8118-2095-8
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〈それ〉と〈反それ〉の宇宙チェスは続く。〈反それ〉は戦いに一人の男を送りこむ。その戦いで彼は今まで犠牲者をすべて見つけ、殺してきた。その名はトリトレー、ユロクスの最後の2人のうちの1人である。かつてこの種族はナウパウム銀河系を支配した。今はわずか3つの禁断の惑星にあって、ユロクスは数千年前からそこに引きこもっている。これらの惑星の一つで、ペリー・ローダンは遥かな天の川銀河系の情報を探した。そこで未知の者に追われ、その追跡者は無尽蔵の動力を使えるように見えた。しかし、それが敵とわかって、ペリー・ローダンはショックを覚えた。今やほとんど帰還の希望のないまま、彼はトリトレーから身を守らねばならない。かのテラナーは狩人に対して罠をしかける…。
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628 | Voltz | サイナック・ハンター |
Der Ceynach-Jäger |
629 | Ewers | 秘密臓器コマンド出動! |
Duell mit dem Ceynach |
630 | Darlton | ユーロクの遺産 |
Das Erbe der Yulocs |
631 | Kneifel | 飛行都市 |
Die fliegenden Städte |
632 | Francis | 無限からの警告 |
Ruf aus der Unendlichkeit |
633 | Mahr | サイナック脳の謀略 |
Die psionische Jagd |
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72. 永遠とのコンタクト |
2000.9刊行, 表紙絵: Johnny Bruck, 挿絵: ヤーンズトロナーの大戦艦, ISBN 3-8118-4050-9
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ユロクスのトリトレーからもたらされた、あるヒントにより、ペリー・ローダンに天の川銀河系帰還の新たな希望が生じた。彼はペールツスの太古に滅んだ種族ののこした遺産を捜して、多大な成果を得た。まずはナウパウムで、続いて1億400万光年離れた隣接銀河系カトロンで。ペールツスのロボット脳と、この太古の存在の化石脳との激しい戦いで、ペリー・ローダンとその友は、ナウパウム住民に対する恐ろしい兵器、ペールツスの武器であるバイオ感染プログラムの存在を知る。それはナウパウムの支配者ヘルタモシュをその種族もろとも抹殺してしまうという、衝撃的な発見だった。
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635 | Voltz | フルロックの聖域 |
Das steinerne Gehirn |
636 | Francis | レイチャの後継者 |
Der Raytscha stirbt |
637 | Kneifel | カトロンの異人 |
Der Fremde von Catron |
640 | Voltz | 狂った脳 |
Das verrückte Gehirn |
641 | Ewers | 幽霊ごっこ |
Das Geisterspiel |
642 | Francis | 自殺艦隊 |
Die Flotte der Selbstmörder |
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73. 暗闇のチェス |
2001.3刊行, 表紙絵: Johnny Bruck, 挿絵: 太陽系艦隊の救援グライダー, ISBN 3-8118-4051-7
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カトロン銀河系の事件は続く。ペリー・ローダンは天の川銀河系への帰還可能性を求め、死滅したペールツスの新たな遺産へとさらに突き進んだ。太古の司令脳は、大規模ロボット艦隊で、ナウパウムからの脅威に立ち向かった。ナウパウムの支配者ヘルタモシュは、残存部隊で大規模なアンドロイド軍と油の星で対峙した。一方、ローダンはナウパウムに戻り、18の化石脳とコンタクトを持った。彼は再び新たな艦隊でカトロンに飛び、ナウパウムにやってきたゼノと対決した。ゼノはこの決闘で敗北し、ペリー・ローダンの道は開けた。彼は天の川銀河系に帰還した。そしてそこで〈反それ〉との最後の戦いを…。
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643 | Vlcek | 静かな監視者の惑星 |
Planet der stillen Wächter |
644 | Kneifel | 過去から来たゴリアテ |
Goliath aus der Vergangenheit |
645 | Mahr | カトロン脈 |
Die Catron-Ader |
646 | Voltz | 永遠とのコンタクト |
Kontakte mit der Ewigkeit |
647 | Ewers | パインテックの陰謀 |
Intrigen auf Payntec |
648 | Darlton | ユーロクとの戦い |
Der Kampf mit dem Yuloc |
649 | Mahr | 暗闇のチェス |
Schach der Finsternis |
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