Andromeda
アンドロメダ
アンドロメダ星雲は狭義の天の川銀河系(Milchstraße)近隣の中では最大の渦状星雲。M31という呼称もあり、Sb型銀河に属する。今日ではアンドロメダ星雲は直径15万光年、銀河系からの距離は250万光年におよぶとされている。
ペリー・ローダン・シリーズ内では、距離は240万光年、直径は10万光年で、その中枢の凝集星団は約2万光年になっている。アンドロメダのちょうど中央に、2405年の時点で6つの青色巨星で作られた恒星転送機(Sonnentransmitter)があった。
2406年まで、アンドロメダは島の王たち(Meistern der Insel)に支配され、その終焉によってマークス(Maahks)諸種族は昔の居住域を回復した。
Chearth
チェアス
チェアス銀河系はRsab型の渦状銀河系。直径75000光年。チェアスには数多くの種族が住むが、おおよそ2ダースの宇宙航行種族グループに分けられる(これらがさらに種族系統別に分けられることも多い)。宇宙航行種族はみな、トレゴン(Thoregon)について知っており、相互に平和的な共存をしている。これはガーラー(Gharrer)とそのPSI-反射能力のおかげである。
特記事項:信じられないくらい強いハイパー泉(Hyperquelle)が北部周縁にある。我々から見て銀河系中枢の反対側に位置し、そこから光を放っているので、天の川銀河系からは見えない。このハイパー泉は恒星庫(Sonnentresor)と呼ばれるものと同一である。
アルギオン銀河系(Galaxis Algion)内では、恒星庫は検出に適した宇宙標識灯(Leuchtfeuer)である。アルギオートの放浪者たち(Algotischen Wanderer)は、この宇宙標識灯に深い宗教的な意味合いをでっちあげ、その種族放浪の目標にしていた。
DaGlausch
ダグラウシュ
二重銀河系ワールプール(Whirlpool)は2つの隣接する銀河系で構成されており、それらは物質の橋(Materiebrücke)で結ばれている。大きい方はNGC 5194でダグラウシュと呼ばれ、直径は38000光年。二重銀河系の中ではダグラウシュの方が重要で豊かな宙域である。主要交流言語はグラウシング(Glausching)。
二重銀河系のもう一方の部分、サルメンゲスト(Salmenghest)(NGC 5195)でもグラウシング語が使われているが、総じてダグラウシュほど技術レベルは高くない。
Dommrath
ドムラト
ドムラト銀河系(M 95/NGC 3351)は「輪になった」梁つき渦状(Balkenspirale)のSBb型、すなわち、星々は主梁部とそれをとりかこむリング部とにグループ分けされ、本来の渦状枝は明らかに引っ込んでしまい、銀河系主平面にある残りの星の密集はむしろ「薄く」なってしまっている。この総体の直径は約84000光年に達する。
銀河系中枢部には球状密集部があって、約10000光年の直径がある。そこから外へ向かってリスラー主梁(Rhyslar-Hauptbalken)に先細りしていき、その平均幅は8000光年、平均厚さは5000光年になる。
タトフェダード主環(Tathfedad-Hauptring)は平均幅6000光年、平均厚さ3000光年。内径は約23000光年で、外径は約35000光年。
Erranternohre
エランテルノーレ
直径約18万光年の球状銀河系で、何度も宇宙的大事件の舞台となった。例えばテラナーはここで旧暦の3587年に宇宙の城(Kosmischen Burgen)の所在地を発見した。また不思議な基地である「台地(Plateau)」があり、そこには物質の下僕(Diener der Materie)が250万年の間、初出動の機会を待っていた。エランテルノーレの特徴は、目もくらむような青い中枢部の存在で、約30光年の大きさがあり、そこから銀河間の虚空へ20万光年、白いエネルギー放射が伸びている。この放射はほぼ、エランテルノーレから約4300万光年離れた天の川銀河系(Milchstraße)の方向を指し示している。
Mega-Dom
メガ=ドーム
以前から一部のテラナーにとっては、そこに《メガ=ドーム》が存在すること、彼らの世界像を震撼させる光景がそこにあることは知られていた。しかしアトラン率いる乗組員らは《夜》(NACHT)に漂着して、パルス(Puls)の中のメガ=ドームが単なるピルツドーム(Pilzdom)の巨大なものではないことを知る。
この物体は最頂部104 km、厚さ23 kmという巨大さである。全体の2/3より下は黒いくすんだ物質でできていて、膨らみはない。その上にはバルコニー状の幅120 m、厚さ12 mのものが同じ高さでドームをぐるりと巻いている。このバルコニーの上には二、三の建造物がある。
全体の1/3から上は他のピルツドーム同様、銀色に輝く物質でできている。幅33 kmのキノコの傘は当然、柔らかくエレガントにしぼんでいく。それも普通のピルツドームと同様である。鋭利な角はまったくない。傘には間違いなく不均衡さが認められる。傘の一面に上にいくほど大きなへこみがあって、傘全体は対称的にはつくられていない。そこには100 mほどの高さの小構造物が大量に観察され、高密度住居の並ぶ大きな街であるかのような印象を与える。