1961〜1965 / 1966〜1970 / 1971〜1975 / 1976〜1980 / 1981〜1985 /
1986〜1990 / 1991〜1995 / 1996〜2000 / 2001〜2002

ペリー・ローダン史 1981〜1985

1981年 1月 ポケットブック218巻よりカバー絵画家が交替。ジョニー・ブルックは宿題に追われることがなくなり、アルフレッド・ケルスナーが引き継いだ。
4月28日 アトラン・ヘフト500巻ウィリアム・フォルツ「ソラナー(Die Solaner)」刊行。このヘフトには表から裏へ続く絵と、ポスター(表紙絵と同じモチーフ)の付録がついた。シリーズの中身は、再びよりSFを向いたものとなる。
6月1日 ペリー・ローダン・マガジン(PERRY RHODAN-Magazin)が1981年第6号をもって休刊。
8月31日 W.W.ショルスがポルトガル滞在中突然に死去。ショルスは、早々に去ったにも関わらず、ペリー・ローダン・シリーズとは友好的関係にあった。
9月7日 ペリー・ローダン・シリーズ20周年を記念して記念巻(Jubiläumsband)第2巻が著者の短編を載せて刊行。
1982年 1月5日 デートレフ・G・ウィンター(Detlev G. Winter)(デートレフ・ホーン(Detlev Horn))が1063巻「生命の息吹(Ein Hauch von Leben)」でペリー・ローダン・シリーズに参加。
3月23日 ヘフト1074巻「M3の呼び声(Lockruf aus M3)」でカール・ヘルベルト・シェールが1回目の復活。
4月6日 ヘフト1076巻「ポーライターの道(Der Weg der Porleyter)」でホルスト・ホフマン(Horst Hoffmann)がペリー・ローダン・シリーズに参加。
9月15日 ペリー・ローダン・シリーズ第5版スタートを記念して、著者による短編を載せた記念巻(Jubiläumsband)第3巻が刊行。
9月28日 ペリー・ローダン・ヘフト1100巻ウィリアム・フォルツ「フロストルービン(Frostrubin)」刊行。付録にはオリバー・ショール(Oliver Scholl)の《バジス》(BASIS)挿絵ポスターがついた。
10月5日 ペリー・ローダン第5版がスタート。記念して「未来への搭乗(Steig ein in die Zukunft)」というポスターが印刷された。
このポスターは2.5m x 3.5m、《ソル》(ヘフト1100巻のモチーフ)と第5版の第1巻が描かれた。第5版購読者にはこのポスター(8枚からなる筒状)がジョニー・ブルックのサイン入りで配られた。
12月14日 ホルスト・ホフマンがヘフト1111巻「11の力(Die Macht der Elf)」をもってペリー・ローダン・シリーズから降板。
- この年、ハードカバー(銀巻(Silberband))の表紙絵12点を載せたペリー・ローダン・カレンダー1983年が発行された。
1983年 3月16日 1124巻「艦隊の筏(Die Armadafloß)」から著者トマス・ツィークラー(Thomas Ziegler)(ライナー・ツーバイル(Rainer Zubeil))がペリー・ローダン・シリーズに参加。
3月 アトラン・ヘフト600巻ペーター・グリーゼ「反それ(Anti-ES)」刊行。付録にヘフトをモチーフとしたポスターがついた。
ウィリアム・フォルツがペリー・ローダン・レポートの構成を95回(このヘフト内)を境に引き継ぎ、前任者ハーマン・ペータース(Hermann Peters)は担当を外れた。
9月 ペリー・ローダン・レキシコン第2版が2巻組で刊行。これはヘフト1巻から1099巻までの項目を掲載している。同時に挿絵集第4巻が42cm x 30 cmのサイズで刊行(シリーズの挿絵50点と描き下ろし2点)。
10月19日 アルント・エルマー(Arndt Ellmer)(ウォルフガング・ケ―ル(Wolfgang Kehl))がヘフト1155巻「覚醒者(Der Erwecker)」からペリー・ローダン・シリーズに参加。
12月28日 ウィリアム・フォルツの最後のヘフト1165巻「アインシュタインの涙(Einsteins Tränen)」が刊行。重病のため、草案作業をトマス・ツィークラーに譲る。
- この年、長く編集長を務めたペリー・ローダン・シリーズ創始者、クルト・ベルンハルト(Kurt Bernhardt)死去。
- 記念巻(Jubiläumsband)第4巻がペリー・ローダン・シリーズ総発行8億部突破を記念し、ペリー・ローダン作家の短編を収録して刊行。
1984年 3月24日 ペリー・ローダン・チームと読者に大きな衝撃。ウィリアム・フォルツ死去。
3月/4月 ウィリアム・フォルツ急死により、ホルスト・ホフマンが読者コンタクトページ(Leserkontaktseite, LKS)とペリー・ローダン・ハードカバーの編集を引き継いだ。草案作成はエルンスト・ヴルチェクとトマス・ツィークラーが分担した。
アトラン・シリーズ第2版はヘフト299巻をもって終了。
ペリー・ローダン・レポート(PERRY RHODAN-Report)第111回(ペリー・ローダン・ヘフト1192巻アルント・エルマー「二百の太陽の星への出撃(Angriff auf die Hundertsonnenwelt)」)からホルスト・ホフマンが担当。
8月31日 ペリー・ローダン・ヘフト1200巻クルト・マール「オルドーバン(Ordoban)」刊行。表紙絵にはジョニー・ブルックがウィリアム・フォルツを描いて偲んだ。付録には、カバーのモチーフがポスターとしてついた。
10月6-7日 フランクフルト・ブックメッセにてペリー・ローダン大会が開催。ほとんどの著者が出席した。1984年の会では、ATARI VCC 2600システム用のペリー・ローダン・テレビゲームがお目見え。ゲームは5つ。「コスミックタウン(Cosmic Town)」「レーザーベース(Laser Base)」「ファイヤーバード(Fire Birds)」「メテオディフェンス(Meteor Defense)」「エイリアンの復讐(Alien Return)」。
10月 エウロパ社(EUROPA)がペリー・ローダン・ドラマカセット全12巻を出版。ヘフト1巻から19巻までのストーリーが扱われていた。
11月1日 アイゼンバーン切手同好会(Eisenbahner-Philatelisten)がエンタープライズとともにペリー・ローダン・シリーズの球形艦の特別スタンプ(Sonderstempel)を発表。
- この年、総刊行9億部を記念してペリー・ローダン記念巻(Jubiläumsband)第5巻が刊行、ペリー・ローダン著者らによる短編が掲載された。
- ウィリアム・フォルツ死去により、「ウィリアム・フォルツ追悼巻(William Voltz-Gedächtnisband)」刊行。著者(および宇宙チーム(Weltraumteam)14人全員)による物語、完全な伝記、当時活躍中の著者からのメッセージが掲載された。
- ジョニー・ブルックにも表彰。画集「ジョニー・ブルック〜3000のSF世界の人(Johnny Bruck - Herr über 3000 SF-Welten)」刊行。
- タウラス・フィルム・ビデオ社(Taurus-Film Video GmbH)がこの年、映画「ペリー・ローダン〜宇宙からのSOS (PERRY RHODAN - SOS aus dem Welall)」をレンタルビデオ店に供給開始。作品は76分。
1985年 6月30日 ヘフト1244巻クルト・マール「夢惑星テラ(Traumwelt Terra)」のペリー・ローダン・レポート(PERRY RHODAN-Report)第124回にて、初めてコミックキャラクター「長鼻モップ(Rüsselmops)」が登場。これはウィーン出身のカリカチュアリスト、ラインハルト・ハベック(Reinhard Habeck)が描いた。長鼻モップは青少年誌「ブラヴォ(BRAVO)」に登場して以来、世間に知られたキャラクター。以後、ペリー・ローダン・レポートの愛すべき宇宙の精(Weltraumgnom)となった。
8月10日 1250巻「時空エンジニア(Die Raum-Zeit-Ingenieure)」をもってトマス・ツィークラーがペリー・ローダン・シリーズから降板。
10月 1985年10月、ペリー・ローダン・シリーズ25周年記念として、著者双書(Autorenbibliothek) 第1期30回分が登場。惑星小説4巻(ペリー・ローダン・ポケットブック第3版および第2版)に、著者とストーリーを整理して著者双書が1つ掲載された。1994年までに、66回分が世に出された。
12月21日 ヘフト1269巻「《ソル》の使命(Ein Auftrag für die SOL)」をもってデートレフ・G・ウィンターがペリー・ローダン・シリーズ共同執筆を終えた。
- この年、世界10億部発行を機にペリー・ローダン記念巻(Jubiläumsband)第6巻が刊行、ペリー・ローダン著者らによる新作短編が掲載された。
- アトラン・シリーズ700巻マリアンネ・シュドウ「啓示者の足跡(Die Spur der Erleuchteten)」刊行。

これはローダン公式ページの記事の翻訳です。各年号から該当ページにリンクしています。

1961〜1965 / 1966〜1970 / 1971〜1975 / 1976〜1980 / 1981〜1985 /
1986〜1990 / 1991〜1995 / 1996〜2000 / 2001〜2002

感想、誤訳指摘歓迎: ココログ あるいは mail へどうぞ

もどる