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ペリー・ローダン史 1996〜2000

1996年 2月20日 ペリー・ローダン・ヘフト1800巻ロバート・フェルドホフ「クイックモーション(Zeitraffer)」刊行。表紙絵はアルフレッド・ケルスナーが担当し、ジョニー・ブルックへのオマージュを表現した。付録にはアンドレ・ヘラー(Andre' Höller)とラルス・ブブリッツ(Lars Bublitz)による挿絵ポスター「ギルガメッシュ(GILGAMESCH)」。読者は返信料を添えて、ペリー・ローダン編集部による52ページの「バジス(基地)(Die Basis)」乗船案内を注文できた。
ペリー・ローダン・ヘフト1800巻から、シリーズはインターネットの公式ホームページにも掲載。
2月27日 ペリー・ローダン・ヘフト1801巻から1805巻まではアルフレッド・ケルスナーが担当。
3月 3月中旬、第2のペリー・ローダン挿絵集「地球外宇宙船(Extraterrestrische Raumschiffe)」が22.5cm x 29.5cmのサイズで刊行。
4月2日 ペリー・ローダン・ヘフト1806巻ペーター・グリーゼ「カントレルのミュータント(Der Mutant der Cantrell)」はスウェン・パペンブロックが描き、続いてヘフト1809巻まで担当した。
4月28日 4月28日夜から29日にかけて、ペリー・ローダン著者ペーター・グリーゼが本当に突然に心臓病で死去。完全に氏の手になる最後の巻はペリー・ローダン・ヘフト1826巻「屑屋(Der Schrottsammler)」のタイトルで刊行された。
4月30日 ペリー・ローダン・ヘフト1810巻エルンスト・ヴルチェク「キャメロットへの道(Der Weg nach Camelot)」の表紙絵はラルフ・フォルツ(Ralph Voltz)が描いた。合衆国生まれのウィリアム・フォルツの息子を入れて、新しい表紙絵チームが発足した。
6月8日
-9日
ミュンヘン(München)近郊のガーヒング(Garching)にて、第6回ガーヒング宇宙祭(Garchinger Weltraumtage)の枠内で、ペリー・ローダン誕生日会(PERRY RHODAN-GeburtstagsCon)が開催された。主催者は社団法人宇宙切手研究会(Weltraumphilatelie e.V.)の保管所(Archiv)。また、宇宙切手研究会保管所はこの会のために、切手印刷済郵便物(Info-Post-Ganzsache)を発行している。その切手にはペリー・ローダンと会のモチーフであるビネット(模様)が描かれている。
6月 6月中旬、ハイネ出版(Heyne-Verlag)よりペリー・ローダン・ポケットブック第400巻ペーター・テリッド「地下界からの歌声(Gesänge aus der Unterwelt)」刊行。この記念巻は丸い表紙絵で、アルフレッド・ケルスナーが描いた。
7月 ペーター・グリーゼの突然の死去により、ペリー・ローダン・レポート(PERRY RHODAN-Report)は1820巻からクラウス・N・フリックに引き継がれた。
7月23日 ペーター・テリッドがペリー・ローダン・コンピュータ(PERRY RHODAN-Computer)を1822巻より引き継ぐ。
8月6日 ペリー・ローダン・ヘフト1824巻より、レポートはフーバート・ヘンゼルに交替。ペーター・グリーゼを継ぐとともに、挿絵管理も担当するようになる。
8月15日
-18日
新任マーケティング専門家、エックハルト・シュヴェットマン(Eckhard Schwettmann)の最初の大きなマーケティング活動がポップコム96(PopKomm'96)にて実施された。このエンターテイメントとポップミュージックの専門家の切り口で、ペリー・ローダンは屋台を出店。そこで氷で冷やしたヴルグズ(Vurguzz)を、ペリー・ローダン1800巻ポップコム特別版の特別付録として提供した。さらに、この会は「ペリー・ローダン35周年」というテーマでも盛り上がった。
8月27日 ペリー・ローダン・ヘフト1827巻「逃走ブローンダー(Flucht durch Bröhnder)」が最後のペーター・グリーゼのペリー・ローダン・シリーズ作品となった。氏はこの巻の最初の章しか執筆しておらず、残りはロバート・フェルドホフが完成させた。
8月 この月、ペリー・ローダン読者への新たなサービスが始まった:ペリー・ローダン・インフォライン(PERRY RHODAN Infoline)である。
この月、大判ペリー・ローダン・ファンブック(große PERRY RHODAN Fanbuch)がハイネ出版より出版。表紙絵はアルフレッド・ケルスナー。
9月27日
-29日
ズィンツィヒ(Sinzig)の第4回ペリー・ローダン・デイ(4.PERRY RHODAN-Tagen)にて、ファンタジー・プロダクションズ社(Fantasy Productions)(FanPro)がペリー・ローダン・トレーディングカードゲームを発表。
9月 この月、最後のペリー・ローダン・ポケットブック第403巻、フーバート・ヘンゼル「タリガは見、そして死ぬ(Tariga sehen, und sterben)」がハイネ出版から刊行された。同じくペリー・ローダン・クラシック・ポケットブック(PERRY RHODAN Classic Taschenbücher)も33巻にて終了した。
10月 少々予定から遅れたが、ペリー・ローダン音楽集「アド・アストラ〜ペリー・ローダンに捧ぐ」(PERRY RHODAN Compilation "Ad Astra - A tribute to PERRY RHODAN")が著名演奏家の協力を得てシリーズ35周年記念として発表された。
11月25日 宇宙オペラ(Weltraumoper)「パックス・テラ(Pax Terra)」発売。作曲はロサンゼルス在住のクリストファー・フランケ(Christopher Franke)(かつてのタンジェリン・ドリーム(Tangerin Dream)のメンバー)。このアーティストは映画やテレビ番組で多くの作品が知られている(例:バビロン5(Babylon 5))。
12月 この月、最初のペリー・ローダンCDROMが発表、「冒険宇宙〜資料集(Abenteuer Universum - Das Archiv)」というタイトルでメインスクリーン社(Mainscreen)がこの製品を販売。
12月31日 最初の交流型連続小説(interactiv Fortsetungsgeschichte)がインターネットで開始(著者:ペーター・テリッド)。2週に1度、1章がオープンエンドで発表される。読者は、いくつかのありうべき続編から投票で決定する。イラストはスウェン・パペンブロック(Swen Papenbrock)。
1997年 4月1日 クラウス・ボルヘフェナー(Klaus Bollhöfener)はVPMに雇われ、ペリー・ローダン・ファンセンター(PERRY RHODAN FanZentrale, PRFZ)に加え、ペリー・ローダン・ホームページも担当することになる。
4月21日 ロバート・フェルドホフ「星獣からの挨拶(Grüße vom Sternenbiest)」刊行。これはペリー・ローダン編集部の手になる新シリーズ、スペース・スリラー(SPACE THRILLER)の第1巻である。このシリーズは4巻だけだが、読者だけでなく評論家にもポジティブに受け入れられたシリーズである。
8月1日 ペリー・ローダン・ヘフト1876巻、ホルスト・ホフマン「ヘリオートスの保塁(Heliotische Bollwerk)」から大サイクル「トレゴン(Thoregon)」の第2期がスタート。
8月28日
-9月1日
テキサス州サン・アントニオのSF世界大会にて、著者ロバート・フェルドホフ、編集者クラウス・N・フリック(Klaus N. Frick)、マーケティング主任エックハルト・シュヴェットマンが、初めてペリー・ローダンの新規米国版を紹介。ペリー・ローダンは「TIME LAPSE(クイックモーション)」というタイトルになった1800巻からスタート、前書きはフォレスト・J・アッカーマン(Forrest J. Ackermann)が寄せた。
9月6日
-7日
ラティンゲン(Ratingen)にて第1回ペリー・ローダン・カードゲーム(PERRY RHODAN Sammelkartenspiel)選手権大会が開催。
12月 PRFZは会員1000人を数え、盛大な祝賀パーティでこれを祝った。
1998年 1月2日 ベヒターミュンツ出版(Bechtermünz-Verlag)の世界図(Weltbild)から「トレゴン・サイクル(Der Thoregon-Zyklus)」シリーズの第1巻が刊行。本シリーズはトレゴン・サイクル、ペリー・ローダン・ヘフト1800巻からを要約している。
1月16日 ペリー・ローダン・クラシック(PERRY RHODAN-Classics)にて新シリーズ刊行。最初の3巻は「ベストロボット物語(Die besten Roboter-Geshichten)」「ベストグッキー物語(Die besten Gucky-Geshichten)」「ベスト宇宙艦物語(Die besten Raumschiff- Geshichten)」。
1月20日 ペリー・ローダン・ヘフト1900巻ロバート・フェルドホフ「トレゴン(Thoregon)」刊行。表紙絵はアルフレッド・ケルスナー(Alfred Kelsner)が描き、ヘフトには「テラニア〜未来の街(Terrania - Stadt der Zukunft)」のポスターが付録についた。さらに、このヘフトの巻末に初めて、話の重要な概念について説明する新カテゴリー用語集がついた。
3月13日 ペリー・ローダン・ヘフト1910巻アルント・エルマー「トリムでの座礁(Gestrandet auf Thorrim)」にて、ペリー・ローダン・ジャーナル(PERRY RHODAN-Journal)が付録として初登場。このジャーナルはクラウス・ボルヘフェナー(Klaus Bollhöfener)が編集責任者。
このヘフトと続く3巻の表紙絵は、初めてオリバー・ヨハンドレース(Oliver Johandrees)が描いた。この4つの表紙絵はペリー・ローダン・シリーズ初めて、手描きでなくコンピュータで作製された。
4月21日 ペリー・ローダン・ヘフト1913巻ホルスト・ホフマン「ジェダ―の使命(Jedders Mission)」にて、クラブ通信(Clubnachrichten)が付録として初登場。以後、クラウス・N・フリックが担当。
4月28日 FX-アニメーション社(FX-Animation)がグッキー・音声ドラマ(GUCKY-Hörspiele)を刊行。この音声ドラマの脚本と演出はH.G.フランシス、音楽はクリストファー・フランケ(Christopher Franke)が担当した。
6月16日 ロバート・フェルドホフ「星獣の挨拶(Grüße vom Sternenbiest)」がSFCD文学賞(SFCD-Literaturpreis)を受賞した。
6月23日 ペリー・ローダン・シリーズ1922巻「ソルモス(Die Solmothen)」からウヴェ・アントン(Uwe Anton)が参加。
9月22日 ペリー・ローダン・ヘフト1935巻「沈黙の歌(Der Gesang der Stille)」にてシリーズ新機軸。アンドレアス・エッシュバッハ(Andreas Eschbach)がゲスト著者としてシリーズで1巻執筆した。
10月13日 「星の提督(Admiral der Sterne)」より、トラベルサン・サイクル(Traversan-Zyklus)開始。草案はロバート・フェルドホフ、これにアトラン専門家のライナー・カストールが積極的に協力し、12冊のそれ自体で独立したシリーズが市場に「トラベルサン・サイクル」としてお目見えした。
12月8日 ペリー・ローダン・シリーズにまたも損失。全く突然にペーター・テリッドがケルン・ポルツ(Köln-Porz)にて心臓疾患のため49歳で死去。
1999年 1月5日

ペリー・ローダン・ヘフト1950巻ロバート・フェルドホフ「トレゴン6(THOREGON SECHS)」刊行。表紙絵はラルフ・フォルツが描いた。

3月9日

最初のグッキー児童絵本「やんちゃビーバー来たる!(Die Lausbiber kommen!)」刊行。この本の執筆はアンドレアス・フィンディヒ(Andreas Findig)、絵はラインハルト・ハベック(Reinhard Habeck)。

4月30日

エウロパ社(EUROPA)が1980年代のペリー・ローダン・ドラマカセット・クラシックを改めて発売。

6月15日

ライナー・カストール(Rainer Castor)がヘフト1973巻「《マテリア》(MATERIA)」と1974巻「ブラックホール大騒動(Hetzjagd am Black Hole)」でペリー・ローダン・シリーズに登場。これにより、シリーズで2巻続きからスタートした最初の著者となった。

7月13日

メガシステム社(Megasystem)とペリー・ローダン著者ライナー・カストールはCD-ROM「アトラン・タイムアドベンチャー第1巻(Atlan Zeitabenteuer Vol.I)」を発表。

8月3日

ペリー・ローダン・ホームページで新しいディスカッションフォーラムがスタート。そこではペリー・ローダンに関するさまざまなテーマについて、ファンの活発な議論が交わされている。

8月17日

レベル社(Revell)がペリー・ローダン宇宙を題材にプラモデルセット(Plastik- Modellbausätze)を発売。球形艦《マルコ・ポーロ》(MARCO POLO)、遠距離宇宙船《ソル》(SOL)、スペースジェット《グレーダー》(Spacejet GLADOR)である。

8月24日

伝説のドリンク、ヴルグズ(vurguzz)がテラにて発売。

10月13日
-17日

フランクフルト・ブックメッセ(Frankfurter Buchmesse)にてセコデータ社(SecoData)とペリー・ローダンは新プロジェクトを発表。ペリー・ローダン・オンライン文庫(PERRY RHODAN Online Romane)が提供可能となり、物語が直接インターネットでダウンロードできるようになった。

12月17日
-19日

マインツ(Mainz)にてペリー・ローダン・ワールドコン2000開催。

12月21日

ペリー・ローダン・ヘフト2000巻、ロバート・フェルドホフ&エルンスト・ヴルチェク「それ(ES)」刊行。表紙絵はスウェン・パペンブロックが描いた。

12月27日

ペーター・トーマス(Peter Thomas)による音楽CD「ペリー・ローダン・2000〜未来への賛歌(PERRY RHODAN 2000 - Hymne an die Zukunft)」発表。

2000年 3月

ユニバーサル・音声ドラマ(Universal-Hörspiele)登場。タイトルは「テラニアの決闘(Duell über Terrania)」「次元陥穽での遭難(Gestrandet in der Dimensionsfalle)」「シェレカンダーの秘密(Das Geheimnis der Schereckander)」

3月28日

1ヶ月間www.perry-rhodan.netにて、ヴェルトコングッズから2000巻まで、ファンの競売開催。

5月

ようやく最初のコスモス=クロニクル、フーバート・ヘンゼル「レジナルド・ブル」刊行、eBookにもなった。

5月9日

ウヴェ・アントンはペリー・ローダン2020巻「輝く姿(Die Lichtgestalt)」で新文学ジャンル「サッカーSF」を創始!

6月

80歳の誕生日に、ペリー・ローダンの共同創始者ウォルター・エルンスティングの伝記が「未来をもたらした男(Der Mann, der die Zukunft brachte)」のタイトルで刊行。

7月

カンターロ・サイクルがeBookで刊行、レヴェル社(Revell)からはブルー人円盤艦の組み立てモデルセットが出された。

9月

バーテルスマン社(Bertelsmann)から「テラニア編(Edition Terrania)」刊行。

10月

「クリスタルプリンス(Der Kristallprinz)」刊行、これは若きアトランの冒険集の第1巻。ライナー・カストール編集。

10月17日

ペリー・ローダン・ホームページが初めて大改編、新たな顔をオンラインに登場させた。

12月5日

ペリー・ローダン・ヘフト2050巻ウヴェ・アントン「ゼーレンクヴェル(SEELENQUELL)」刊行。表紙絵はラルフ・フォルツ。このヘフトにはアルコンの地図がポスターとして付けられた。

これはローダン公式ページの記事の翻訳です。各年号から該当ページにリンクしています。

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