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ペリー・ローダン史 1986〜1990

1986年 2月11日 アトラン・シリーズ750巻ペーター・グリーゼ「エヴォロ(Evolo)」刊行。付録として表紙絵をモチーフとしたポスターがついた。
4月 ペリー・ローダン惑星小説277巻H.G.エーヴェルス「パララクスム(Das Parallaxum)」より、ポケットブック編集者がギュンター・M・シェルヴォカート(Günter M. Schelwokat)からホルスト・ホフマンに交替。
7月23日 ペリー・ローダン・ヘフト1300巻「網を歩む者たち(Die Gänger der Netzes)」刊行。ひとつのペリー・ローダン・ヘフトをエルンスト・ヴルチェクとクルト・マール、2人の著者が書いた初の巻である。これよりこの二人は草案工房(Expose'-Factory)を構成する。付録としてワールドコン・モチーフ'86 (WORLDCON-Motiv'86)のポスターがついた。
9月6-7日 シリーズ25周年に際して、ザールブリュッケン(Saarbrücken)にて第2回ペリー・ローダン・ワールドコンが開催された。この時点でシリーズ執筆に携わるペリー・ローダンおよびアトランの著者のほとんどが出席。数多くのペリー・ローダン・グッズが登場した。便箋、シングル(Sensus-Single)(「故郷から百万光年(more than a million lightyears from home)」)、ゲーム・オペレーション・ヴェガなど。5000人を越すファンがワールドコンに参加。全参加者にとってこれは忘れ難い体験だった。
11月15日 ヘフト1315巻にて、今後のペリー・ローダン・ストーリーページ (PERRY RHODAN- Handlungsseite) について4つの提言があった。これは新しいペリー・ローダン肖像欄(PERRY RHODAN-Konterfei)にて読者から寄せられた多数の批判を受けてのことである。このヘフトでは、ジョニー・ブルックが読者ミハエル・ロマノフスキ(Michael Romanowski)を表紙絵と挿絵1点に登場させた。これはミハエルの1984年大会のクイズにおける優勝賞品。
12月7日 ペリー・ローダン・ヘフト1320巻「遊び人トスタン(Tostan, der Spieler)」にて、カール・ヘルベルト・シェール2度目の復帰。
- この年、シリーズ25周年記念に7回目の、そして当面は最後となるペリー・ローダン記念巻(PERRY RHODAN-Jubiläumsband)として、ペリー・ローダン著者の手になる短編集が刊行された。
- 特別サービスとして出版社はペリー・ローダン工房集 (PERRY RHODAN- Werkstattband) を刊行。この本は後にハードカバー(写真の補充と工房レポートつき)で、ペリー・ローダン・ワールドコン'86に登場した。
- この年、マヤ出版(Maya-Verlag)からペリー・ローダンのパロディ「パロディ R・ホーダン〜正真正銘大宇宙を継ぐ者(PARODIE R.HODAN - der notariell beglaubligte Erbe des Universums)」が登場。マティアス・ホルクス(Mathias Horx)著。
1987年 1月12日 ヘフト1325巻の読者コンタクトページ(Leserkontaktseite)はマーグレット・シュヴェケンディーク(Margret Schwekendiek)が構成。これはワールドコン'86で開催されたペリー・ローダン・クイズの賞品で、彼女はその優勝者。
1月 フランクフルトのアイヒボーン出版(Eichborn-Verlag)は「涙、夢、冒険(Tränen, Träume, und Abenteuer)」シリーズにて、伝説のペリー・ローダン第1巻「スターダスト計画(Unternehmen Stardust)」の復刻版を出版。
2月2日 ヘフト1327巻「賢者の秘密(Das Geheimnis der Wissenden)」にて、最初で最後のペリー・ローダン頭脳(PERRY RHODAN-Kopf)がストーリーページ(Handlungsseite)に挿入された。
2月8日 ヘフト1328巻「死のハーモニー」にてロバート・フェルドホフがペリー・ローダン・シリーズに登場。
5月9日 ガーヒング(Garching)の社団法人宇宙切手研究会(Weltraumphilatelie e.V.)はカール・ヘルベルト・シェール切手印刷済郵便物を製作。
5月 ペリー・ローダン・サービス(PERRY RHODAN-Service)に、ワールドコン'86ビデオカセット、ペリー・ローダン宇宙カード(PERRY RHODAN-Weltraumkarte)第2弾、スペースペン(Space Pen)等が登場。
6月22日 ペリー・ローダン・シリーズ第2版がクルト・マールの1114巻「女性コスモクラートの逃亡(Der Fluch der Kosmokratin」をもって休止。
ペリー・ローダン・ポケットブック(惑星小説)の第2版および第3版も、第210巻および第99巻をもって休止。
ポケットブック第1版はペリー・ローダン惑星小説第300巻記念(ペリー・ローダン著者のショートストーリー)「異星にて(Unter fremden Sternen)」を出版。編集はホルスト・ホフマン。
ヘフト第800巻H.G.エーヴェルス「時間要塞(Die Zeitfestung)」より、アトラン・シリーズは最後のサイクルに入った。
ペリー・ローダン1348巻エルンスト・ヴルチェク「エスタルトゥ・サーガ(Die ESTARTU-Saga)」にて氏はペリー・ローダン・レポートの構成を引継いだ(ペリー・ローダン・レポート第149回)。
12月 エルンスト・ヴルチェクはLKS(読者コンタクトページ(Leserkontaktseite))をホルスト・ホフマンから引継ぎ、これで氏はフランツ・ドレンク(Franz Dolenc)と共同でペリー・ローダン・ハードカバー群全体に貢献できることとなった。フローリアン・F・マルチン(Florian F. Marzin)はペリー・ローダン・シリーズの新編集長となった。
- この年のスペース・デイ'88(SPACE DATES'88)にて、ファン向けのポケットブックカレンダー(Taschenbuchkalendar)が登場した。このカレンダーには、海外のペリー・ローダン・ヘフトが描かれており、中にはギリシャのヘフトもあった。
- ホピー・プロダクツ(Hobby-Products)社より、錫製のペリー・ローダン・フィギュア(25mm)が発売され、1991年までに46種類が製作された。
1988年 1月18日 ヘフト850巻H.G.エーヴェルス&ペーター・グリーゼ「トランスファー(TRANSFER)」をもって世界第2位の長さを誇るSFシリーズに幕。これでアトラン・シリーズは世界最長の完結したSFシリーズとなった。
1月28日 ウィリアム・フォルツの死後4度目の命日を機に、ガーヒング(Garching)の社団法人宇宙切手研究会(Weltraumphilatelie e.V.)はウィリアム・フォルツ切手印刷済郵便物を製作。
4月 ペリー・ローダン惑星小説301巻ハンス・クナイフェル「想像のマスク(Die Masken der Erinnerung)」をもって、ポケットブックの編集もドクター・フローリアン・F・マルチン(Dr. Florian F. Marzin)になった。
6月21日 ヘフト1400巻クルト・マール「夜の神々(Götter der Nacht)」が刊行。シリーズは転回点を迎える。完璧に設計されたサイクルはひっくり返り、「コスモクラート的要素」に代わり、手ごろなストーリーへと回帰した。
また、この巻には挿絵ポスター「クロッツ(Klotz)」(ベルント・ヘルド(Bernd Held)、ワルター・ヘルカンプス(Walter Hellekamps)、アンドレ・ヘラー(Andre' Höller)、ゲオルグ・ヨルゲンス(Georg Joergens)、オリバー・ヨハンドレース(Oliver Johanndrees)、グレゴール・セトラグ(Gregor Sedlag)、マ―ティン・ヴェンドゥング(Martin Wendung)協同製作)およびペリー・ローダン・ヘフト1巻「スターダスト計画(Unternehmen Stardust)」復刻版がついた。
9月 バイエルンテレビ(Bayrischen Fernsehen)にて「涙、夢、銀河〜大衆小説(Tränen, Träume, Galaxien - der Groschenroman)」という番組が放送され、ロバート・フェルドホフ、アルント・エルマー、ドクター・フローリアン・F・マルチン(Dr. Florian F. Marzin)が出演。
1989年 1月 ラシュタット(Rastatt)の出版グループ、パベル=メーヴィヒ(Pabel-Moewig)は、ヴィースバーデン(Wiesbaden)を本拠とする出版組合と合併し、以後VPM(エリヒ・パベル・アーサー・メーヴィヒ出版組合合資会社(Verlagsunion Erich Pabel Arthur Moewig KG))と称することとなる。
6月1日 1450巻「回廊の主人(Die Herren der Straßen)」で、アルント・エルマーがLKSおじさん(LKS-Onkels)を引き継ぎ、退いたエルンスト・ヴルチェクはペリー・ローダン草案(PERRY RHODAN-Expose's)作成に注力。
1990年 4月 ペリー・ローダン惑星小説325巻ハンス・クナイフェル「戦争の本(Das Buch der Kriege)」の表紙絵に今一度老師ジョニー・ブルックが復帰し担当。以後、表紙絵はアルフレッド・ケルスナー(Alfred Kelsner)が引継ぐ。
5月6日 ドイツ連邦郵便局の記念切手にトプシダー、ペリー・ローダン、ブルー人が登場。切手は今日までこれ一回きり。
5月16日 ペリー・ローダン・ヘフト1500巻エルンスト・ヴルチェク「不死者の呼び声(Ruf der Unsterblichkeit)」が刊行、シリーズは三度目の記念すべき巻を迎えた。付録としてアンドレ・ヘラー(Andre' Höller)とオリヴァー・ヨハンドレー(Oliver Johanndree)による人工惑星ワンダラーのカラーポスターがついた。

これはローダン公式ページの記事の翻訳です。各年号から該当ページにリンクしています。

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